おたすけマネージャー「スカラシップ制度」開始のお知らせ

モータースポーツ分野における人材育成および競技環境の発展を目的として、「おたすけマネージャー（通称：おたマネ）」によるスカラシップ制度を新たに開始いたしました。

本制度は、レース活動に真剣に取り組むレーシングドライバーが直面しやすい「資金面」「広報・営業面」「スポンサー獲得に関する知識不足」といった課題に対し、実務的かつ継続的な支援を行うことを目的としています。

モータースポーツ業界において、レースに参戦し続けるためには多額の費用が必要となります。車両費、メンテナンス費、エントリーフィー、移動費など、その負担は年々増加しており、特に若手レーシングドライバーにとっては大きな障壁となっています。

そのため、多くのドライバーがスポンサー獲得に取り組みますが、
・どのように企業を探せばよいのか
・企画書や活動報告書をどのように作成すればよいのか
・スポンサーとの関係をどのように継続すべきか
といった実務的なノウハウを体系的に学ぶ機会は、決して多くありません。

「おたすけマネージャー（おたマネ）」は、こうした現場の課題に真正面から向き合い、レーシングドライバー自身が“選ばれる存在”になるための土台づくりを支援するサービスです。

今回開始したスカラシップ制度では、当社が提供する「おたすけマネージャー」の各種支援サービスを、特別条件にて利用できる制度を設けています。

本制度の大きな特徴は、スポンサー企業の紹介を目的としない点にあります。
おたすけマネージャーでは、ドライバー自身がスポンサーと向き合い、考え、行動し、信頼関係を構築できる力を身につけることこそが、長期的にレース活動を継続するために不可欠であると考えています。

そのため、スカラシップ制度では以下のような支援を中心に実施します。

・スポンサー獲得に向けた戦略設計・定期面談
・企画書、活動報告書、メール文面等のテンプレート提供および作成指導
・広報視点での活動整理、情報発信の考え方の共有
・Webサイトやプロフィール設計に関するアドバイス

これらを通じて、レーシングドライバーが自らの価値を言語化し、スポンサーに伝えられる状態を目指します。

スカラシップ制度に参加するドライバーの活動については、当社が運営するWebサイトや関連メディアを通じて紹介を行う予定です。
これは単なる露出を目的としたものではなく、レース活動や挑戦の過程を可視化し、モータースポーツの魅力や価値を社会に伝えることを目的としています。

ドライバー・スポンサー・ファンが三位一体となってモータースポーツ文化を支える環境づくりも、「おたマネ」が目指す重要な役割の一つです。

本スカラシップ制度は、4輪レースに参戦するレーシングドライバーおよびチームを対象とし、参戦カテゴリーや所属形態は問いません。

応募は、当社Webサイトに設置している専用フォームより受け付けており、内容をもとに審査を行ったうえで、採択者を決定いたします。

おたすけマネージャー（おたマネ）は、今後もレーシングドライバー一人ひとりの挑戦に寄り添い、レース活動を「続けられる挑戦」へと変えていくための支援を行ってまいります。